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Choose Your Life
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Ep.3
田部精治郎氏インタビュー
Choose Your Life、第3回目の今日はいよいよ本題?本丸?Thousand Valleyにとって命(神god)!
と大袈裟に言っても過言ではない、日本山人参生産者 田部精治郎氏にいろいろとお話しを伺います。
高千穂での生活、山人参のことを聞いてみました。

日本山人参生産保護協会田部精治郎氏
Q.高千穂では普段どのような生活をしていますか?
A.朝7時頃起きてご飯食べて8時くらいに病院に向かった後は畑に行く。
それが1日のサイクルじゃ。
Q.生まれも育ちも高千穂ですがお気に入りは?
A.雲海じゃろ、あれは中々なもんじゃ。あんたたちもようタイミング当てとる。
※モックモクの雲海は一年に数日しか見れない、私たちも何度も足繁く高千穂に足を運んでいるが
絶景の雲海はまだ2回程しかみれていない。

高千穂町の雲海@国見ヶ丘


@高千穂神社

真名井の滝@高千穂峡


Q.山人参との出会いは?
A.元々は体に良いという町の噂を知っちょったが、特に詳しいことは何も知らんだった。
昔は高千穂の高校でも当時植えてあった。
Q.山人参を生産のきっかけは?
A.約13年前土木作業員時代の山を削る作業中に自生しているところを見つけ
その後自分で苗を持ち帰って育ててみた。最初は特に売ることなど考えてなかったが、
近所の仲間に差し上げてるうちに、体の調子がよくなりという噂になり
お金を払いたいという申し出がたくさんあり細々と今に至る感じだ。
しめ縄を作る田部さん

日本山人参
Q.実際に飲んでみてどう変わりましたか?
A.初めて飲んだのは13年前くらい。当時は特に何も感じなかった。
最初は自然に生えてるやつを自分で取ってミキサーで粉末にして摂取してたのだが、
町の皆が言うように、風邪は引かないし、元気がいいから今も飲み続けている。
少し前じゃが、たまたま健康診断で癌が見つかったが、すでに死滅してて癌が転移などすることなく今も元気バリバリじゃ。
Q.栽培法は?難しさ?
A.山人参はたくさんの種子が出るが芽が生えにくい。
土や土地を試行錯誤しながら変え、栽培方法をいろいろ試しながら栽培している。
あとは化学薬品、農薬を一切使わないがそのせいで雑草とりが毎度大変。
でも育てるのはワシにとってはそんなに手間かからんばい!

日本山人参の新芽
Q.田部さんの栽培法においてのこだわりは?
A.元々高千穂に自生していた薬草なので農薬、化学肥料を使わないこと。
高千穂の自然の状態で自生するような形に近づけることかな。栽培用テント(ビニールハウス)ももちろん張らない。
科学肥料を使って大量に作る方がいるが(高千穂以外の生産者)、こだわりとして化学肥料、除草剤は絶対使わない。
高千穂そのままを感じて欲しい。
ワシは薬草に科学的なものを加えて、薬草本来持つパワーが失われると思っとる。
飲んでみたらわかるばい、他のとワシの作るものはモノが違うばい。

日本山人参の花
Q.栽培し始めた頃、周りの方も栽培してる人はいたのか?
A.何人か栽培方法を教えていたけどみんなやめてしまった。
農薬や除草剤を使わないというこだわりがあったので手間がかかってしまうからだと思う。
なかなか販売するのも難しいからなー…
Q.山人参の栽培スケジュールはどんな感じ?
A.収穫は5月から6月始まりにかけて収穫する。タネを植え付けてからしっかり取れるのは3年くらいかかる。
経験から植えるのは冬が弱いので冬以外だが、冬が明けた春に植えるのがベスト。
Q.収穫した後、乾燥させる時のこだわりは?
A.温度を45度にしている。できるだけ自然乾燥に近い形でやっとる。


Q.お茶としても販売されている山人参。日本一苦い?(世界一かもしれない)と言われ、
健康にもいいと言われているが、中々世の中に定着していない、商品が認知されない理由は?
A.これはなあ、、飲み続けないとわからんもんやからなあ。
即効性(飲んだその先で効く)がすぐにはわかりにくいから。
飲み続ければすぐに気づくんじゃがね あと単純に苦くて飲みづらい。
じゃが、ワシの友人は抗がん剤治療が楽になったとか聞くことあるんだけどねぇ。。知り合いの美容師の方は山人参の落ち葉を煎じたお湯で手洗いをして手荒れがかなり改善されたと言いよった。
もしかしたら若い葉っぱより落ちる直前の葉も効能がいいのかもしれんね。

田部さん宅からの風景(1月)
すでに山人参を体感している方はこの江戸から継承されてきた薬草の持つパワーは説明不要であろう。
効能についてはHP内で詳しく解説しているのでもしよかったらこちらも是非のぞいて欲しい。
あなたの体のどこかしらの不調にタッチするはず。
まだ未体験の方は、田部氏が高千穂の大自然で丁寧に育てた山人参を是非体感して欲しい。
私たちは日々愛飲している山人参の株を以前もらったことがある。
しかし何度も株を持ち帰り育ててみても数日で枯れてしまう。。
高千穂の自然中で栽培することが山人参にとっても良い環境なんだろう。
そんな特殊な環境で育つ山人参、現在高千穂道の駅では神の草とのぼりを立てて販売しています。
田部さんの話を聞いて感じたことは、高千穂を心底愛す姿、絶滅危惧種の薬草「山人参」で
たくさんの人を救っているこの朴訥なおじいちゃん(高千穂薬草オリジネーター)こそ
21世紀の「ヒーロー」かもしれんばいと改めて感じた取材だった。
私たちはいろんな場所で人に会うことがあるのだが、最初のご挨拶で「お仕事は何をされているのですか?」と聞かれます(皆さんもそうでしょうが。笑)
その際元気に「薬草を販売しています!」というと必ずと言っていいほど相手に怪訝な顔されることが度々ありますww
雨の日も、風の日も嵐の日も休まずに丁寧に育てたこの薬草を、今後も誇りを持って(レペゼンして)
「薬草販売しています、薬草はじめました(冷やし中華か?)」と声を大にして言い続けていきます。
そして近い将来、たくさんの人の生活が元気で快活になればと願っております。
大袈裟でしょうか。。
まだまだ伝えたいことは山ほどあるが、当方宮崎の言葉があまり理解できなく、
今回は核となる部分を抜粋してお届けしました。こんな世の中だからこそ私たちは
大昔から現代に継承されてきたこの薬草を次の世代にしっかりと引き継いでいきたい。


田部さん宅にある掛け軸「愛」
@国見ヶ丘

今回は日本山人参生産者 田部精治郎氏に高千穂での生活、日本山人参のことを聞いてみました。
まだご紹介しきれていない話もありますので、乞うご期待!
次回はアーティストコラボパッケージ第5弾を担当していただいたアーティスト「奥田和久 KAZ」さんのインタビューです!
お楽しみに。
「日本山人参」商品についての質問等ありましたら以下リンクからメッセージをお願いします。
皆様の日々が快活でありますよう心より願っています。